こんにちは巡回技能員のTomoです。
今回は菊を紹介します。英名、別名は「クリサンセマム」略して「マム」と呼ばれています。原産国は中国で世界中に2万種、日本では350種以上あると言われています。中国から伝わった菊の事を「kuku」(クク)と呼ばれていたのが後に「きく」となったという説や、日本では(きわまる)という言葉が語源になり「きく」になったと諸説あります。菊の品種は季節ごとに分かれていて、夏ギク(5~7月)、夏秋ギク(8~9月)、秋ギク(10~11月)、寒ギク(12~1月)に分かれています。
菊は日本で最も高貴な花で、サクラと同じ日本の国花です。花言葉は、「高潔」「高貴」「高尚」「信頼」「生命力」などがあります。菊は葬式に飾られる代表的な花ですが、本当は縁起の良い花で皇族のお印にもなっていて、決して悪いイメージを持たないで下さい。今ではいろんな花姿や豊富な色の品種がたくさんあります。写真にある洋菊の種類には、「スプレーマム」「ピンポンマム」「ポットマム」「ガーデンマム」などがあります。可愛らしい花達です。日本の和菊は大きさにより「小菊」「中菊」「大菊」に分類されています。どれもとても華やかで綺麗な花姿をしています。
生け花や、ブーケ、アレンジメントフラワー、髪飾りなどに使用されることが多く贈り物として最適な品種があり、さまざまな咲き姿があります。日本の菊の生産地で最も有名な土地は愛知県です。電照という技術を使った栽培方法を行っていて人工的に光を当てて開花時期を遅らせ出荷を調整する事で一年
中季節が関係なく観られるようになりました。とてもうれしいことです。
これから冬に向かい草花が勢いをなくしてくる季節になります。淋しい気持ちになりますが、また草花が咲き始める春が待ちどうしいです。またそのときが来たら散策をしようと思います。
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